車屋セレクション奮闘日記 › 車・リコール 情報 › 【三菱ファイター 火災】

2011年01月14日

【三菱ファイター 火災】

三菱ふそう ファイター、
オーバーヒート走行で火災14件

【三菱ファイター 火災】

三菱ふそうトラック・バスは13日、
中型トラック『ファイター』の原動機に不具合があるとして、
国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1999年2月26日~2005年8月4日に製作された3万1924台。

冷却水不足による警告灯の点灯や、
水温計の上昇に気づかずオーバーヒートの状態で走行を続けると、
樹脂製のシリンダーカバーが変形してエンジンオイル漏れが発生し、
車両火災に至るおそれがある。

全車両、
オーバーヒートセンサー付きのサーモスタットケースに交換し、
オーバーヒート時の燃料噴射量を制限する。

不具合発生件数は14件で、火災事故が14件起きている。
このうち2件はドライバーが早期に消火を行ったため部分焼損にとどまったが、
残る12件は全損事故となった。人的被害はない。

最初に火災事故があったのは2001年7月で、
その後しばらく事故はなかったが、2006年に4件の火災事故が起きたため、
翌2007年から国土交通省が技術検証を行っていた。

オーバーヒートにもかかわらず走り続けることで
起きる火災の責任がメーカーに及ぶかなどが議論となり、
検証に時間を要したが、オーバーヒート状態で走行時に、
火災が発生しやすい構造にあることから、
最終的に三菱ふそうが対策を行う必要があると判断し、
今回のリコールに至った。




同じカテゴリー(車・リコール 情報)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
【三菱ファイター 火災】
    コメント(0)